奨学金給付事業 Q&A
全般
Q 奨学金は返還する必要はありますか?
A
本事業は給付事業ですので、返還の必要はありません。ただし、本事業の取扱要領に違反したり、虚偽の申請によって給付を受けた場合はこの限りではありません。
Q 奨学生を選定するための基準はあるのですか。
A
岩手県内の中学校に在学し、高等学校等に進学することを希望する生徒のうち、学業・人物とも優秀であって、学習意欲がありながら経済的理由で修学が困難であると認められる方が採用対象となります。応募にあたっては、次の基準を満たしている必要があります。
① 成績基準
前年度の全科目(9科目)の平均評定値が5段階評価で3.5以上であること。
② 家計基準
生計維持者の前年の主な収入(所得)が次のア又はイの場合に応じた基準を満たすこと。
ア 給与収入である場合…給与収入400万円以下
イ 農業、漁業等の事業収入等(給与収入以外の収入)の場合…事業等所得260万円以下
Q 生計維持者の収入とは?
A
生計維持者とは、原則として父母を指しますので、父母の収入を合算した額が生計維持者の収入となります。
ただし、父母が離婚、死亡、消息不明又は意思疎通不能等の状況で、父母以外の方が生徒の生活費を実質的に捻出している場合は、この実質的生計維持者の収入等の額により応募資格の有無を判定することになります。
Q 家庭の収入は生計維持者の給与のみです。生計維持者の所得証明書には収入が480万円、所得が340万円と記載されています。給与所得が400万円に満たないので、奨学金の申請はできますか?
A
給与収入が400万円を超えているため、奨学生の家計基準を満たしていません。
Q 他の奨学金制度との併願は可能ですか?
A
他の奨学金制度との併願は差し支えありませんが、本事業と同様の奨学金の返還を要しない給付制度との併給は認められません。
ただし、「高等学校等就学支援金の支給に関する法律」に基づく給付型奨学金は併給が認められます。
※ 岩手県においては、次の奨学金が併給可能です。
①「公立高等学校生徒等奨学給付金」(岩手県教育委員会で実施)
②「私立高等学校生徒等奨学給付金」(岩手県学事振興課で実施)
Q 高専志望でも申請できますか?
A
本事業の対象者は、来年度に「全日制の高等学校、中等教育学校の後期課程、専修学校高等課程又は特別支援学校の高等部」へ進学を希望する生徒であり、高専志望者は対象となりません。
※ 定時制・通信制、及び単位制の高等学校も対象外です。
申請書関係
Q (申請書の年収(前年)欄)
どの書類のどの部分を見れば前年の年収額がわかりますか?
A
市町村が発行する「所得証明書」に記載されている給与収入や事業収入など、「○○収入」の額を記入してください。一人につき複数の収入があるときは、合算した額を記入してください。
Q (申請書の勤務先欄について)
親の勤務先が昨年と今年で違うのですが、いつの時点の勤務先を書くのですか?
A
現在の勤務先です。なお、余白に以前の勤務先、勤務期間を参考としてお書きください。
Q 申請書以外にどのような書類の提出が必要ですか?
A
必須提出書類として、
① 住民票の写し (同居の家族及び生計を一にする別居の家族全員分の名前が記載されたもの)
② 生計維持者等にかかる所得証明書
があります(いずれもコピーで可)。その他場合により提出が必要な書類がありますので、詳細については、「募集要項」をお読みください。
Q 父が最近病気で失業してしまい、今年の年収は昨年より大幅に下回る見込です。このような場合でも前年の収入で家計評価を行うのでしょうか?
A
収入に関する評価は、前年の収入を基に行いますが、次の全てに該当する場合は、今年1年間の収入見込額により、家計審査を行います。
① 病気・事故・災害により失業・廃業し、又は新型コロナウイルス感染症の影響により失業・廃業し、
② その状況が申請日時点においても引き続いており、
③ 今年中の収入額が、前年の年収の2分の1以下と見込まれる場合。
上記の場合、その額を確認するための書類が別途必要となります。詳細については、「募集要項」をお読みください。
Q 申請書に保護者の自署欄がありますが、保護者がいない場合どうすればよいですか?
A
保護者がいないときは、祖父母やおじ・おば等、保護者に代わる者が代理保護者として当該欄に自署し、申請することができます。
Q サラリーマンの兄が同居しています。申請書の「年収に関する内訳書」には、兄の収入も記載しなければなりませんか?
A
同居の家族及び生計を一にする別居の家族に収入がある場合は、全て報告が必要です。
「奨学金給付申請書」及び「年収に関する内訳書」に金額を記載のうえ、市町村長の発行する「所得証明書」「確定申告書」「年金改定通知書」(いずれもコピーで可)等、その収入が確認できる証明書類を添付してください。
Q 「家庭の状況」欄の「療養者がいる。」のチェックボックスにはどのような場合に記入するのですか?
A
その方の療養のために恒常的に特別な支出が生じ、家計を圧迫している状況であれば、記入してください。またその具体的内容を下の欄に記載してください。
Q 給与所得しかない場合、源泉徴収票は「収入に関する証明書」として認められますか?
A
給与以外の収入の有無を確認する必要がありますので、源泉徴収票ではなく市町村長の発行する「所得証明書」(コピーで可)を添付してください。
Q 申請書類や添付した書類は返してもらえますか?
A
採用の可否にかかわらず、書類の返却は一切行いませんのでご了承ください。
なお、所得関係の添付書類については、就労証明書を除き、写しで可です。
Q 提出済みの申請書類に記入していた志望校に変更があったときは、どうしたらいいですか?
A
速やかに本機構へご連絡ください。その他連絡先や家族構成等に変化があった場合も同様です。
奨学生決定後
Q 奨学金の給付日はいつですか?
A
給付対象月の前月末に指定口座へ送金します。したがって、初回の4月分の給付は、高校入学前の3月末日に送金することになります。なお、末日が休日の場合は直前の平日に繰り上げて送金します。
Q 奨学金の受取口座はどのように指定するのですか?
A
奨学生として採用された方から、本機構の指定する期日までに、誓約書とあわせて受取口座のわかる書類(通帳のコピー等)を提出していただくことにより、口座の指定を行います。
Q 受取口座を変更したいのですが、どうすればよいですか?
A
奨学生異動届に記載し、受取口座のわかる書類(通帳のコピー等)を添付のうえ、本機構に郵送してください。
Q 期日までに誓約書や受取口座のわかる書類を提出しなかった場合、どうなりますか?
A
奨学生の決定が取り消される場合がありますので、ご注意ください。
Q 病気のため、高校を休(退)学することになりましたが、奨学金はどうなるのですか?
A
休学する月の翌月支給分から支給停止となります。なお、休学した事実の報告が遅れたために本来支給停止すべき給付金が支給された場合は、返還していただくことになります。
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